アリセプト

身体と相談しながらアリセプトの使用を考えよう。

近年の医学的進歩から多くの病気を治療する事が可能になり、そのため高齢化が進んでいると言えます。

 

 

長生きする事は素晴らしいことですが、歳を重ねていけば身体のあちらこちらで不調が出てくることでしょう。

 

 

そうなれば病院へ通う事になるかと思いますが、特効薬が開発されていない病気もあります。

 

 

「忘れ物が多くなった」この言葉から認知症の可能性が挙げられるのですが、認知症とは何なのでしょうか。

 

 

以前までは痴呆症と表現されていたもので、その症状として妄想・道に迷う・物事に関心が低くなるといったことが挙げられます。

 

 

認知症は自分のことを否定され怒る事で進行スピードを速めてしまうとも言われているので、その人の気持ちになってなるべく穏やかにさせてあげることも必要なケアでしょう。

 

 

高齢による健忘症であれば自然的な事と言えるのですが、脳の委縮によるアルツハイマー病というものは病気の進行スピードが速く、若年性のものであればさらに認知症の進行スピードが速くなってしまうそうです。

 

 

その進行を食い止める為にも、認知症の問題行動改善に効果のあるアリセプトを使用することになるかと思いますが、この薬は適量を探す事が難しいとされています。

 

アリセプト(Aricept)アルツハイマー型 認知症の医薬品

アリセプトは長期間にわたって服用する薬とされており、使用者の体調を考慮した薬の濃度でなければ効果は期待できません。

 

 

それどころかかえって副作用を引き起こす可能性も出てくるので、使用者に合わない薬の濃度であると興奮して徘徊するといった問題行動が出現してしまいます。

 

 

副作用が出る事を恐れ使用中止する人もいるのですが、それでは日常生活動作を低下させることに繋がり、さらに認知症の進行を早めることとなってしまうそうです。

 

 

これらの事を防ぐ為には患者の適量を家族もしくは施設の介護者が見極めていく事が大切でしょう。

 

 

認知症の進行を遅らせることは、その人の日常生活の動作維持になるので、生活の質をキープさせるものと言えるのではないでしょうか。

 

 

生活の質はその人らしい人生を歩むための大切なポイントとなるので、認知機能を低下させない努力が必要となります。

 

 

歳だからと決めつけるのではなく、今までと少し変わったと感じれば医者に相談する方がベターと言えるでしょう。

 

 

自分では気付きづらいことなので、周りの人間が日頃から気に掛けて異変に気付いてあげることが出来ればいいですね。

 

 

歳をとれば誰でもかかる可能性があるのですから、まずはそれに関する知識を持っていることが大事と言えるでしょう。

 

アルツハイマー型認知症の治療には『アリセプト』を用います。

アリセプトは認知症の治療薬のうちの1つであり、アルツハイマー型の認知症の治療薬としては国内初の物でした。

 

 

研究者たちが15年もの歳月を費やして行った研究が実って1997年に米国で発売され、その2年後の11月末に日本国内での販売もスタートしたのです。

 

 

アルツハイマー型認知症が発症すると、脳内のアセチルコリンという物質の量が低下します。

 

 

そして、そのことで神経間の伝達がスムーズに行かなくなり、認知症の症状が出ることに繋がってしまうのです。

 

 

アリセプトを服用すると、アセチルコリンを分解してしまう働きを持つ酵素であるアセチルコリンエステラーゼの働きが阻害されます。

 

 

それによって、脳の中にあるアセチルコリンの量が増えてくるため、症状の緩和に繋がるのです。

 

 

アリセプトを利用した治療は、早期に治療を開始すればするほど効果が出やすく、患者の認知機能や生活機能が衰えるスピードを大幅に遅らせることができます。

 

 

具体的には、認知症の進行度合いが中程度くらいまでの段階で服用を開始すれば、認知機能や生活機能が数ヶ月前に持っていた水準まで回復すると言われているのです。

 

 

もちろん、中程度以上に症状が進行した後からの治療開始でも、治療効果は見込めますので、服用する意義はあります。

 

認知症の症状を抑制するには

ただ、注意点として、この薬はあくまで対症療法薬であって、病気の根本の治療をする薬ではないということが挙げられるでしょう。

 

 

つまり、服用することで症状は抑えられていても、その陰で病気は着々と進行していっているということです。

 

 

ですから、この薬の服用をストップしてしまうと、たちまち治療を最初から行っていなかった場合と同じ水準まで認知や生活の機能が衰えていってしまいます。

 

 

それを避けるためにも、薬の服用を長く続けていくことが大切なのです。

 

 

でも、高齢者、中でも特に認知症の症状が進行した高齢者の場合は、通常の錠剤や細粒タイプの薬では上手く飲み下せなくなってしまう場合も多いですよね。

 

 

そうしたら、やむを得ず服用をストップすることになってしまうのではないか、と心配になる方もいらっしゃることでしょう。

 

 

しかし、そのことに配慮して、アリセプトには錠剤や細粒タイプ以外にも色々なタイプの飲みやすさが向上された薬が用意されています。

 

 

詳しく言うと、口腔内崩壊錠という水なしで飲める錠剤やゼリー剤、ドライシロップなどがあるのです。

 

 

ゆくゆくはテープ剤タイプのものも用意しようという研究も進んでいます。

 

 

ですから、年齢を重ねたり症状が進行して行ったりしても、問題なく薬を利用し続けることができるのです。

 

アリセプトという薬について

アルツハイマー型認知症は、本人や家族にとって辛い症状が多いです。

 

 

自分の家族の顔も分からなくなってしまうのは、本当に悲しいことです。

 

 

アリセプトは、アルツハイマー型認知症の患者の家族となった経験がある研究者がリーダーとなって、15年間と言う長い歳月をかけて生まれた薬です。

 

 

難病中の難病と呼ばれるこの病気に、エーザイという会社がパイオニアとなって作った薬なのです。

 

 

まずこの薬を開発するにあたって注目されたのが、アセチルコリンという神経伝達物質でした。

 

 

これは記憶に深く関わっている物質なのですが、それが、アルツハイマー型認知症の患者さんは極端に少なかったのです。

 

 

そして、効果のあるものを見つけ出す作業の中から、アセチルコリンを分解してしまう酵素を防ぐ化合物を見つけ出したのです。

 

 

これは偶然の産物で、別の目的で合成したものがこの薬の開発の決定的な一打になりました。

 

 

アリセプトは、アセチルコリンを分解する酵素を阻害するものとしては、非常に完成度も安全性も高いものです。

 

 

記憶障害、同じことを繰り返してしまう、判断ができにくくなるなどの症状を抑えてくれます。

 

アリセプトの副作用

しかし、どんな薬にも副作用はありますから、注意してください。

 

 

発疹や痒み、下痢、腹痛などの症状が出ることが報告されています。

 

 

また食べる方に関しましては、食欲不振や吐き気などがあり、肝機能障害などの前触れのこともあります。

 

 

まれに、気を失うなど心室細動や心停止につながることも起こりうるかもしれません。

 

 

不眠や落ち着かない、徘徊などの認知症の症状と同じ副作用もあるので、このようなことに気づいたら、速やかに医師や薬剤師に相談してください。

 

 

効果を最大限に引き出すためには、きちんと指定された服用方法を守る必要があります。

 

 

成人には、1日3rを1回飲ませることから始めて、1週間から2週間後に5rに増量します。

 

 

病気の速度が速い場合は更に増やしますが、症状によって調節できますから、ご安心ください。

 

 

飲み忘れたら、気づいた時にすぐに服用しましょう。

 

 

しかし、半日以上開いてしまった場合は、1回分は飛ばして大丈夫です。

 

 

規則正しく服用することが大切なので、忘れたからと言って2回分を一度に飲むなどということは絶対にしないでください。

 

 

また、妊娠している、授乳中の方、以前薬を飲んでアレルギー症状を起こした方、心疾患などがある方、消化性潰瘍の既住歴のある方は、使用には医師への相談が必要となります。